01【制作事例-01】強味の”魅せ方”で建設現場の使い勝手を極める。
株式会社恵信工業様/ 土木建設業
鉄筋工事・土木工事業の同社様は、とりわけ鉄筋工事に独自の工法で高い技術力を誇り、国土交通省運営のNETISに登録される画期的な新工法を強味とする企業です。
同社様の開発した「KS工法」は、基礎工や土木工事に用いる、現場内完全無溶接で、従来型工法の問題点を徹底的に洗い、それを一気に解決に導きました。
その同社様でこの優れた技術を営業的に活かせるカタログが作りたい、というリクエストに弊社として取り組んだ導入事例です。
現場のニーズは現場で評価し、現場で決める
ある一定の規模以上の建設・土木現場になると、大きな仕様変更が無い限り、現場で評価し意思決定すること多いことがわかり、そうであれば営業活動や商談を見据え、建設現場の責任者・担当者の勘所を捉え、どんな情報があれば担当者の発注をスピーディに促せるのか、それをどのような”魅せ方”にすればよいのか、どんな言語表現のカタログが現場で有効なのか等々、徹底的に商談現場に振って、台割構成、写真・デザイン構成、コピー・ライティングの作成を行いました。
さらに非常にニッチな領域の優れた工法技術の専門プロとの商談だけに、「あれも載せたい、これも外せない」ではなく、むしろプロ仕様の情報に絞り込むことで、スピーディーな理解・共感と強い意思決定を生むカタログに仕立てていきました。
カタログ冒頭で、現場責任者・担当者の抱えている問題点や関心事を、数値やフローチャートデザインで配置。そこに同社様独自開発の「KS工法」の特徴や差別性を視覚化し、まず掴みをとる。
上画像の赤ヘッダーのページは、「KS工法」の最も技術的コアとなるページの一部。ここに前述の現場主義を徹底的に貫く見せ方や、情報構成等のエキスが詰まっているから、営業活動や商談において、建設現場の責任者・担当者の発注や意思決定をスピーディに実現できる。
まさに優れたプロ(同社様)により、プロ仕様に徹したカタログ作成となった。
このページでは、「KS工法」についての実証実験のデータ解析から、工法の優れ度、有用性の裏付けとなる認証機関のエビデンスをきちんと明記すること、これはユーザーたる建設技術者への明快な理論的根拠となり、製品や技術に対する理解・共感度から、同社様の製品・技術の導入への意思決定が促進される。