計測器メーカーの公益法人案内デザイン《HIOKIブランド》

異なる事業でも想いは1つ、
“両面表紙仕様”で財団の特長を的確に伝える。

業界トップクラスの電気計測器メーカーである日置電機を母体とする財団の法人案内パンフレット制作実績です。
同財団は、本拠である長野県内の学生を対象とした「奨学金給付事業」、県内各地域で行う「緑化事業」の２事業を展開しています。その点が最大の特長であるものの、制作上の懸念でもありました。各事業のターゲット（対象者・配布先）が異なることから、いかに違和感なく財団を紹介できるかを重要課題に設定しました。
今回、当社が提案したのは一方が「奨学金給付事業」、もう一方が「緑化事業」から始まる両面表紙のパンフレット。ターゲットが自身に関連かつ関心のある事業から読み進められる仕様となっています。
各事業ともに、最初の見開きで「はじまり→今→未来」と3段階に分けて、その歩みを紹介。ターゲットが財団に関わることで、どう未来へ進んでいけるかをわかりやすく伝えています。中面では２事業に共通する財団の想いをメッセージとして掲載。「奨学金給付事業の青」と「緑化事業の緑」のキーカラーが中面で合わさることで、デザイン面でも２事業の根底にある想いは1つであることを表現しました。