01日本進出に伴うパンフレット・Webの翻訳品質
世界でも難易度の高い日本語だけに翻訳品質が求められる
島国で単一民族、また江戸時代に長年鎖国政策(外国との交易を遮断する江戸幕府の政策)をとってきた日本は、外国語に触れる機会が少なく、言替えれば必要性が無かったため、陸続きで多民族の国々が多いヨーロッパ諸国のように、母国語とは別に複数言語をこなす国々とは異なる歴史・文化をたどってきました。その反面非常に表現力の豊かな、深い趣きの微妙な機微を巧みに言い表す、外国語には無い独自の言語文化を築いてきました。それだけに外国語から日本語に翻訳するのは、外国の方々には大変難易度が高いものです。
従ってやはり外国語の日本語化は、日本人の専門の翻訳家にお任せいただくことをお勧めします。
もしくは、御社にてラフに日本語翻訳した原稿をいただければ、弊社にて会社案内やパンフレット・カタログの用途や目的を踏まえ、効果的なコピー表現を付加したり、最適な本文表現にリライト、アレンジした制作をいたします。大事なのは翻訳精度の高品質性だけではなく、ターゲットに対して深い理解と共感を得、情緒的好感度を高める、いわゆる広告的価値の表現品質が、広告制作物、広報物のミッションとして同様に重要な要素と言えます。
ちょっとした文章ミスがビジネス機会の損失に?!
海外からDMやEメールが配信されて来る中に、日本のビジネス文書では使用しない表現だったり、明らかに文法上間違っている文体だったり、いわゆる”あやしい文章表現”のものがあります。どんなに魅力的な情報だったり、興味があり話を聞いてみたい動機になったとしても、恐らく私ども日本人は決して問合せやオファーしてみようという気にはならない、と言い切っても差支えないと思います。むしろ日本人でなくてもこのようなケースでは、反響行動はとらないでしょう。
02日本ビジネスのトーンアンドマナー【事例研究】
日本の文化や価値観・商習慣を踏まえること
俗に言うA型社会の日本、一般的に真面目で勤勉な国民性の日本人は、形式や論理性を尊重します。従って製品パンフレットや会社案内の文章表現やコンテンツも、遊びや自由度、演出などはあまり好まれず、事実関係や正確なエビデンス、性能や機能の精度、仕様・諸元等を優先します。
欧米人の場合、機能性や性能についてももちろん重視することは言わずもがなですが、そこに情緒や感性に訴えることや、一定の演出効果を期待することは、デザイン性だけでなく文章表現においても、ごく自然な日常的表現であるといえます。
このような日本のビジネス市場に適応した会社案内、パンフレット・カタログ、Webなどの翻訳、コンテンツ作成、日本人のビジネストーンに合わせたツールを提案・制作します。
業種、職種、地域性など、海外からではカバーすることができない部分まで、御社との緊密なコミュニケーションと情報収集を行い、日本進出でのビジネスのサポートを行います。
インストロンジャパン カンパニイリミテッド 様/製品カタログ
アメリカ企業の日本法人
「材料微細組織検査試料作製」のリーディングカンパニーとして約40%以上の国内シェアを持ち、世界24ヶ国に拠点を展開する老舗メーカー。業界関係企業によく知られている企業・製品だが、イメージしにくい商材のため、日本進出で新規マーケットを開拓するにあたっては、翻訳クオリティはもとより、より企業理解を促進するため、アイコンやインフォグラフィックを多用したビジュアル化を採用した。
タタ コンサルタンシー サービシズ ジャパン株式会社 様/会社案内
インド企業の日本法人
インドの財閥系グループ企業で、世界42ヶ国にグローバル展開するICTコンサルティング事業の日本法人の会社案内制作事例。日本の大企業へのトップセールスが主たる使途で、看板の名に恥じないエグゼクティブなデザインクオリティを要求。翻訳クオリティもさることながら、デザイン、ブランディングまでも高レベルの価値表現を実現できた。