012026年(2025年)採用戦線の傾向と採用ツール展開
環境変化に伴う採用活動
ニューノーマルな社会環境において、
採用活動もオンライン化が普及し、企業は対面活動との併用が最早、標準的取り組みとなりました。
2019年以前とは状況が少々様変わりし、これからの企業の採用活動、学生・求職者の就職活動には、
定番の採用パンフレット、入社案内のオフラインツールに加え、採用サイト、採用動画等のオンラインツールの、
オフ・オン両面がマストツールになったと言えます。
貴重な『オフラインツール』の採用パンフレット
就活のオフライン・オンラインのハイブリッド運用が定着した中、
一時期その中心をなしたWebや動画というPCやタブレット・スマホという、モニターや画面内だけのコミュニケーションでは、
企業の深い理解や共感にまで導くことには限界があります。
貴重な手許資料として、就活生・求職者がページをめくって見る、
採用パンフレット・入社案内・採用リーフレット等の『オフライン』紙媒体ツールは、
リアルなアナログ媒体として、独自で特別な存在感を示すことができます。
学生・求職者の間、さらに企業サイドにおいてもその価値が大きく見直され、積極的な導入が進んでいます。
企業説明会、合同説明会、学内説明会での使用、またオンライン開催する企業説明会でも開催日に合わせてPDF配布が効果的。
企業のブランド価値やビジョン、人材育成、社員の声...等のコトの品質を高め、
さらに用紙や加工方法、サイズなどのスペックにもこだわりを持ち、
丁寧にクリエイティブされた採用パンフレットを手にした就活生・求職者は、
Webやオンラインでは得られない、感性やイメージを抱くこととなります。
採用ツールはWebや動画も動員した総合戦略
採用ツールとして採用サイト、採用動画は企業採用ツールとして完全定着しました。
採用動画は視聴覚に作用し、就活生・求職者に対し短時間に、しかも受動的に大量の情報を発信でき、
瞬発力や即効性の高さにその特徴があります。
ただその反面、この動画はリテンション性に乏しいという側面があります。
一方の採用サイトはPC、スマホで常時アクセス可能であり、文字情報や写真情報など、
定型情報として採用情報から企業情報まで網羅されている、リマインド性の高い媒体です。
ただ動画ほどの瞬間的な感情の高揚は得られません。
これら2媒体を統合し、動画埋め込みのWebでハイブリッド展開すると、相互補完の相乗効果が得られ、
まさにオンライン下の最強のコンビネーションとなります。
もちろん採用動画単体でも、オンライン企業説明会等の前段で再生すると効果的です。
企業説明会・各種合同説明会の合説演出ツール
大小の合同説明会、企業説明会も、再開され、活況を呈しているイベントは完全復活しました。
その合説でのブース演出ツールは会場の華であり、企業の顔となる採用ツールです。
様変わりはしつつも、何らか違った形でその必要性は一層高まる傾向を示していくと考えられます。
もちろんここで使用する採用パンフレット・入社案内・採用リーフレット等の紙媒体は、
まさに採用活動におけるマストアイテムと言えるでしょう。
母集団の脆弱性と相次ぐ内定辞退
前項のような環境下であっても、やはり依然として頭の痛い問題が、母集団の脆弱性と内定辞退問題。
いわゆるエンゲージメントを巡る課題です。
大企業・上場企業と言えども内定辞退や、入社後のミスマッチ転職者は、従来は20%以上にも及ぶのではないかと言われていました。
通年採用をとる企業が多くなり、年間複数回のインターン開催も、事実上の採用広報活動化しており、大手企業でも政府の規定スケジュールに捉われず、フレキシブルで独自のスケジュール・採用計画で、いかに早期に多数の学生とコンタクトする機会を持てるかが、採用実績の成否を決定づけることとなるのが現実的です。
言わば人事採用担当者の腕の見せ所ですが、この時期前述の通り、オンライン対応、Web対応の巧拙がある程度その結果に影響すると考えられます。
中小企業は多様な採用チャネルがより現実的
さらに大企業だけでなく、中小企業の採用活動においては、ここに輪をかけて苦戦を強いられているわけで、
いかに早期に多数の学生にコンタクトする機会を持てるか、また高卒採用、夏秋以降の第二新卒採用、中途採用フェアまでもターゲットに置き、活動を進めていくことがより現実的です。
具体的には政府指針の3月の広報活動開始以前の前年夏から年明けまでのインターンシップの開催、人材会社主催による就職セミナー参加、大学訪問・大学説明会、OBリクルーター活動などでかなり早期に学生とコンタクトができ、ケースによっては面接だけでなく内定・内々定通知にまで至っており、ここで内定辞退を織り込み、いかに多数の内定を確保できるかも戦略の一つと言えます。
このように中小は母集団づくりにいかに多様なチャネルやルートを持てるか、しかも早期に...というのがより現実的な採用活動と言えます。
もちろん全ての採用チャンネルにわたって、オフラインに加え、オンラインもフレキシブルに併用できることが、この昨今の事態変容に対し、成果につながる決定要因の一端を握っていると言えます。
【経営課題】【採用ブランディング】と捉える人材採用
さらに、企業経営という視点からは、人材獲得の出来不出来は経営レベルにまで影響するもので、特に中小企業だけではなく、大手企業、中堅企業においても同様です。
従来通りの人事採用部門任せだけの採用活動では、一定の限界を感じている企業も決して少なくないものと思われ、
この際、経営層、企業マネジメント層が経営課題として人材獲得・採用活動に積極的に関与し、採用戦略策定や採用ツールづくりに参画することも、
経営活動の一環として捉えるべきと考えます。
また採用ツールと言ってもその範囲は広く、単発・単品の考え方だけでは効果に限りがあります。
つまり【パンフレット・入社案内・採用サイト・動画・ブース・リーフレット・ノベルティ・PPT】等、全ての採用ツールを経営レベルで戦略的にマネジメントする、いわゆる分断されることのない統一概念の下での媒体づくり、『採用ブランディング』の概念を導入することは、企業経営者においてもその意識を持っていただきたいと思います。
02新卒採用スケジュール【採用ツール制作】
活動タイプ別の制作スケジュール
採用パンフレット等の採用ツール制作スケジュール
通年採用、インターン、政府指針、高卒採用等、多様化した採用活動スケジュールの中で、
採用パンフレット等の採用ツールづくりのスケジュールです。
通年採用型
大手企業や外資系企業は政府採用指針には捕らわれず、年間通じた独自の採用スケジュールで採用活動を行います。新卒採用学生には3月以前に内定から、その後の辞退防止の囲い込み対策まで行う活動スタイルです。9月には帰国留学生・外国人採用、さらに第二新卒や中途採用も含め、ピークの山谷はあるもののほぼ通年採用となります。
パンフレット・リーフレット・採用サイト・採用ムービー等の採用ツールは年間通じて必要で、日本語版以外英語や多言語版も必要となります。
インターン実施型
このインターンはタイプとは言えませんが、事実上の採用活動のシーンであると言え、前述政府指針遵守型でも実質の採用活動早期化の手段として開催されているのが実態と言えます。政府指針に基づく広報活動開始(3月)の前年7〜8月、年明けの1〜2月にかけてワンデイ・インターンから数日間にかけ実施されているようで、ここでは就業体験を超え、事実上の企業説明が行われている場合も多いようです。
一方で対面・集合が避けられる中、オンラインインターンも、限定された開催となりますが、この時代の戦法としては、その有効性は高いものです。
従ってこの際には、オンラインツールの採用動画・企業動画に加え、オフラインツールとしての採用パンフレット・会社案内等、採用ツールの必要性は必須となり、早めの準備・手配が必要です。
政府採用指針遵守型
採用ツール各種は、原則2021年3月スタートの広報活動で開催する企業説明会・合同説明会に間に合えばいいのでしょうが、
前年から開催するインターンや就職セミナー、さらには大学訪問・大学説明会など、早ければ今年2020年7~8月から使用される採用パンフレット・入社案内・採用会社案内、また採用サイト・採用ムービーまで早めの準備が必須です。
しかしながら、この採用指針も事実上、上場企業と言えども、企業個々の裁量で実施されていく、或いは通年での採用活動にシフトしてきている、というのが実情です。
夏・秋採用型
あえて政府指針を避け、6月以降の選考活動を過ぎ、7月~8月に行われる採用ナビ・人材会社開催の合同説明会出展も利用しながら活動します。
この場合の採用パンフレット・入社案内は「3ヶ月前着手」の原則からすると、4月~5月には制作着手しなければなりません。
また採用実績によっては9月以降の秋採用、第二新卒採用も視野に入れたツール作成が必要です。
早期活動・自主活動型
一般中小企業や上場企業の中にも3月以前に早期活動を行うケースは特に珍しくなく、むしろ企業自在の採用活動が一般的になりつつあります。
学生との面接を早々に内々定・内定まで進めまてしまいます。
学生もまだ3月本番があるため態度保留や内定辞退も多いようですが、実施企業はそこも織り込んだ活動や囲い込み対策も実施しているようです。
企業による活動計画にもよりますが、採用ツールは前年8月~11月までには必要でしょう。
高卒採用
ここでは詳細について触れませんが、大卒採用とは異なり、高校新卒採用は一切を規定の中でしか運用できず、厚労省の「公正な採用選考の基本」で、雇用する企業側の公正な採用選考を厳格に義務付けています。下図ではスケジュール概要のみですが、以下の別項目で詳しく内容を解説していますのでご参照ください。
高卒向け採用パンフレット・ 採用ツールの作成要点と事例 >>>
03採用ツール・パンフレット制作実績【8社事例】
アイベックスエアラインズ株式会社 様/定期航空運送事業
企業情報|宮城県名取市【仙台空港事務所】/本社:東京都江東区
リージョナル旅客ジェットの運行事業を行う航空会社。名古屋セントレア、大阪伊丹、仙台、福岡、新潟などの地方都市空港を中心に旅客定期便の運行を行う。使用機材はカナダのボンバルディア社のCRJで、垂直尾翼のネイビーと赤色(マゼンタ)の帯に「IBEX」と記されているのが印象的な個性的機材イメージだ。
採用活動の課題
現在も政府指針に準じ3月広報活動を開始している。
- 企業認知度が高くなく、PRする広報物が無いため、母集団が思うようにまとまらない。
- 求職者は他の航空会社の内定と比較して、辞退となることもある。
- パイロットは養成学校、CAと整備士は専門学校卒が対象で、この職種は比較的計画通り採用できているが、一般大学理系学部の地上技術職の人材獲得が難しい。(地上技術職:整備・操縦マニュアル作りや、国土交通省などとのやりとりをする職種)
企業の特徴と差別性
- 中堅の航空会社のため個の裁量の広さがある。そのためやりがいと責任感が若手社員のうちに醸成され、大手にはない経験の中で幅広い知識と技術が得られる。
- 異職種との距離が近く、連携力も強いため、広く航空事業に携われる実感がある 。
弊社のソリューション
- 大手には無い個々の裁量の広さ、そのために得られる幅広い知識と技術。
- 一人ひとりのやりがいとチームワークを強調する情熱的なトーン&マナーの魅力。
- アイデンティティの一つでもある独特の配色【ネイビー&マゼンタ】を有効に活用、企業認知の向上も狙う。
制作する採用ツール
● 採用パンフレット|規格外B5サイズ
● 説明会向けポスター|A2サイズ
● リクルートムービー
効果検証
- 想定を上回る反応で、納品2月後に、初回と同じ部数増刷。
- 従来に無い母集団形成とエントリーを得、予定採用を実現できた。
- 社内のモチベーションアップにも繋がる副次効果で、販促や採用活動・企業認知活動の活発化が起きている。
作品紹介/採用パンフレット
ポスター【採用説明会場、並びに各空港同社オフィスへの貼付】
空港内横断幕バナー広告
これは直接採用ツールではありませんが、採用パンフレットや採用ポスターの基本デザインが空港内掲出の大型バナーにも活かされています。仙台空港内でのチェックインカウンター上に掲出の大型横断幕バナーです。この広告制作においても揺るぎなくブランドイメージを損なうことなく、一体的にプロデュースしています。
リクルート動画
以上の採用パンフレット、ポスター、空港内横断幕バナーと共に、全ての採用ツールをイメージ統一の「ワンソース・マルチユース」にて採用ムービーの制作を一体的に実現しました。
実際のリクルート動画を大画面でご覧いただけます。別タブで開きます。
シンプレクス株式会社 様/金融ITシステムのコンサルティング事業
企業情報
東京都港区の虎ノ門ヒルズ森タワー19Fに本社を構え、金融機関ITシステムのコンサルティング業務で独自のビジネスモデルを展開。創業以来実践してきた「5DNA」を同社様のスピリットに据え、本格派の知的頭脳集団として国内事業領域では名実共にトップランナーを誇る。これからは企業ビジョンであるグローバルカンパニーへと力強く邁進する。社員数約600名、資本金4,750百万円
採用媒体への課題
- 上記企業紹介の通り、事業が「海外展開を強化し、世界でNo1を目指す」新しいフェイズに入った。現状の媒体ではそのビジョンや想いが語られてない。
- 既存のパンフレットは、リーフレット複数枚とフォルダ収納タイプなので、扱いづらく、情報も散漫で系統的・一体的に企業理解を促すことが困難。
- 採用の各フェイズでの媒体の役割を整理し、後々の効果検証ができる体制を作りたい。
採用方針・採用パンフレット要件
- 同社様の求める人物像にマッチしない人材は採用しない。逆に人物像さえマッチしていれば学歴やスキルは問わないという採用スタンス。
- 求める人物像や判断基準に明確なものがあり、また、学生に伝えたい強い想いがあるので、採用パンフレットのコンテンツは「等身大のシンプレクスを、正確に理解してもらうこと」を重視。
- 採用パンフレットは、企業説明会後のリマインドツールとしての役割と、説明会後の熱量を持続させる媒体と位置づける。
弊社のソリューション
「シンプレクスの直球をぶつける」がテーマ。余分なものは極力排除したシンプルなデザイン、登場人物の個性が際立つ写真やレイアウトで、言葉に込めた思いを深く感じとれる一冊に仕立てる。
株式会社ニチイ学館 様/医療関連事業、介護・ヘルスケア事業、ドッグサービス
企業情報
東証一部上場、年商約2,800億円の医療関連・介護・ヘルスケアを主たる事業とする業界大手企業。その中の新事業として、ドッグサロン&ホテル『A-LOVE』の全国展開を本格的に開始した。
採用活動の課題
- 全国展開を現在進行中で、対象となる専門学校生の新卒採用は初めて。従ってニチイ学館と言えども、グルーミング事業・ドッグサロンとしては知名度がない。
- 業界はペットショップや個人経営のサロンが主流で、雇用環境・仕事内容から業界への不安を感じている学生や保護者が多い。
弊社のソリューション
- 何と言っても「ニチイ学館」という大手企業が運営している安心感を、トリマーを目指す就活生本人だけでなく、専門学校教師や保護者へ訴求。
- 従来に無いトリミングを超えた新サービスを担い、新しいブランドづくりに自分が関わっていくという期待感。
- 採用パンフレットのテイストは、10代から20代前半の女子に受け入れやすい女性雑誌・ファッション雑誌風のデザインを採用。業界に一石を投じるブランディングを確立させる媒体とする。
実績作品紹介
第一カッター興業株式会社 様/建造物切断・穿孔工事業
企業情報
東証一部上場の建築物や道路、鉄道、橋、空港、港湾、発電所等、あらゆるコンクリートを切断・解体する建造物切断・穿孔工事業です。その事業の特徴はダイヤモンド工法とウォータージェット工法の2つの工法で、作業時の制音、振動・粉塵の抑制に独自技術を発揮し、前者の「ダイヤモンド工法」は同社の技術力の高さ、テクノロジーの粋を誇り、商標登録もなされている。
合同説明会用の採用ブースデザイン、採用サイト、採用パンフレットを統一コンセプトの下、包括的【採用ブランディング】として媒体・ツール制作に携わりました。
社長提唱の【採用ブランディング】に基づくツールづくり
ブランディングコンセプト
同社様の求める人材は、「学歴や学校の成績は重視しない」「平均点でバランス良くまとまっている必要はない」「最初はどこか尖ってさえいいればいい」。
実は現在第一線で活躍する社員も入社時は何らかの形でこのような傾向はあったが、今では現場の作業をマネジメントし、マルチな能力を発揮できる人材に成長している。
そこで同社様社員のこの成長・活躍ぶりを、知性・体力・コミュニケーション能力など、オールマイティな能力を求められる「宇宙飛行士」になぞらえ、このことをフック材料に、目指すは「宇宙飛行士!」。なんと飛躍した論理、と言うなかれ、同社は至って常識的範疇であり、実際にこのように育っていく社員を見届けている。
さらに社長の高橋様は「なによりも、常識の破壊者であれ」と豪語される。自社の事業内容の「解体・専門工事業」ということに関連づけ、少々ラジカルだが、学生への強烈なメッセージを発信する。
まさにこの同社における社員の活躍ぶりは同社のビジネスモデルの根幹を成し、同社の差別性につながり、業界でのリーディングカンパニーを実現している。
つまりこのことは企業ブランディングを示すものであり、社長主導で提唱する、就活生へ向けた「採用ブランディング」の取組みと位置付けた。
これらを基本コンセプトに、
◎求めるのは宇宙飛行士のチカラ
◎なによりも、常識の破壊者であれ
というコピーに落とし込み、そのスピリットやインサイトを表わすこととした。
制作する採用ツール
● 採用合同説明会ブースの各種ツールデザイン
● 採用サイト
● 採用パンフレット
採用合同説明会のブースデザイン
リクルートサイト
当採用サイトを別タブオープンでご覧いただけます。黒バックでは宇宙空間にように星が移動しているのが見えます。
採用パンフレット
株式会社メガ 様/オフィスサービス業
企業情報
東京渋谷の渋谷マークシティに本社を置き、ビジネスサポート・人材サポート・介護サポートの3事業を柱として躍進するグループ企業。グループ連結売上約134億円、社員数450名
採用ツール制作の背景
- 新領域のビジネス拡大に成果を見て、企業としての成熟度を高めたことを機に、Webをはじめ会社案内等の広報制作物を一斉にリニューアル。
- これを機に企業コンセプトに基づくVI刷新を計画、ロゴマークのリニューアルを行い社内外に向け自社プレゼンスを明確化し、ブランドイメージの確立を図る。
- 前述事業領域の拡大と共に、人材確保も喫緊の課題であり、新卒社員採用に効果的な採用ツール策定に迫られている。学生に対してもグループで統一したメッセージで訴求し、グループの価値観に共感できる人材獲得を行いたい。
ソリューション
- グループ理念は「私達が関わる全ての人に対し、感謝する気持ちを大切にする。」またグループスローガンは「満足を超えた感動を目指して」「社員・お客様・会社が一丸となって成長し、無限大の感動を生み出す。」から、理念と2つのスローガンの3要素が折り重なってできた無限大を模したVIを提案、これを了承いただき、採用ツールに活かすこととした。
- 手を挙げた人には仕事を任せる社風。また社内独立制度なども整っているため、無限大の可能性があるフィールドで活躍できる環境から、採用パンフレットのコンセプトを「やりたいことができる」に設定。
- 実際に20代でグループ企業の社長になった方のインタビューを紹介する。
- カラーコンセプトは策定したVIを用いつつ、カラーリングやレイアウトリズムの工夫で、「快活でやりがい溢れる、無限大の可能性のある会社」であることを表現。
実績作品紹介
株式会社プロテックエンジニアリング 様/土砂崩壊・雪崩防護柵の開発製造・設計施工
企業情報
本社が新潟県所在で東京に支社を置く。業界後発ながら独自の開発力や技術力、さらにそこに営業力も加わってシェアを伸ばすベンチャースピリットな企業。
採用活動の課題
- 業界ではある意味異端児なれど、一般的・学生には知名度が無い。
- 求める土木建築の理系学生に同社様の存在が伝わっていない。
ソリューション提案
- 書店の店頭で掲示されているPOPと書籍の関係/「理系学生に捧ぐ!斜面災害対策に命をかけたストーリー!」といった煽りのPOP、小説形式の業務インタビュー。ノンフィクション小説の体をなす、といった採用ツールとしては全く新しい手法。
- 業務内容別リーフレット3種/ハガキ(より縦に長い)サイズのリーフレットを三種作成、営業・開発・設計の3業種を掲載することで、単刀直入に業務紹介ができる。また統一デザインのビジュアル違いを繰り返し並べることで面でみせる演出効果を狙う。
実績作品紹介
フォーシーズ株式会社 様/不動産家賃債務保証事業
企業情報
東京都港区新橋に本社を構え大阪・福岡に拠点を持ち、不動産賃貸の家賃債務を保証する事業を展開する同社様。業界ではリーディング的なカンパニーとして着実な成長を遂げてきた企業。この採用難の環境の中とは言え、ここ数年ほぼ計画通りの新卒採用実績となっており、引き続きこの実績を維持させたいというご要望。これまでもパンフレット含め採用メディア全般で弊社とのお取引は6年に及び、採用サイトは今回で2回目のリニューアル、初代採用サイト制作から弊社が携わっている。
採用サイトリニューアルの背景
- 前回のリニューアル制作から2年を経て、理念を含む企業の在り方が変わって来た。
- Webのトレンドの移り変わりによって、旧タイプのデザイン性やマルチデバイス未対応で現状サイトが陳腐化してきた。
- 採用サイトリニューアルのコンセプトに「学生との距離を縮める採用活動」を掲げ、もっと等身大の同社様を知らせ、企業理念に共感できる学生への情報発信。
- 現行サイトと同様、1000年活躍し続ける企業をアイデンティティの根幹に据える。
弊社のソリューション
- 1000年企業の理念、不動産インフラとも言える事業内容の社会貢献性など、企業のアイデンティティや存在価値について、回りくどい表現を避け、等身大で単刀直入に伝える情報構成とし、その裏付けとなっているのは、実は普段の「あたりまえ」の実践が基本となっていることを説く。
- 自信とやりがいを持って仕事にあたっていることを学生に感じ取ってえるよう、なるべく多くの社員の方々に堂々と登場いただき、社員の写真を中心とした構成とする。
- ワンカラム・フラットデザイン、レスポンシブによるマルチデバイス対応、パララックスの視覚効果を取り入れた小気味良いアクション等々、Webテクノロジーのトレンド導入やユーザーエクスペリエンス(UX)効果を高めるサイト設計とした。
実際の採用サイトに別タブで移動します。