01周年記念「ロゴ+パンフレット+Web」3点セット
【導入企業】東芝エルイーソリューション株式会社 様
業務用システム販売会社として2002年4月に設立後、設備コンサルティングからシステム提案までのワンストップソリューションを主たる事業として、東芝グループの中核企業として躍進してきた。この度全国のエルイーシステム会社を統合したと同時に、設立10周年を迎えることとなった。
相談内容
経営統合10周年を程よくライトに記念できないか?
全国主要都市各地に所在していた東芝エルイーソリューショングループの企業各社が、設立10周年を迎え、経営統合する運びとなった。これを機に、社内の企業風土や価値観の統一を図り、事業ビジョンや理念を共有し、社内の連帯意識醸成を図ることを目的に、何かその象徴となるもの、或いは共通の指針をメッセージとして発信できないか?
周年記念パンフレットに共感
よくある大掛かりな周年記念イベントや重厚で豪華な周年記念誌なるものは考えていない。
しかも予算的にも限りがある。
弊社にて提案過程でお見せした、弊社制作の10周年記念パンフレット実績に大いに共感され、手軽だが、付加価値の高い周年パンフレットはぜひつくりたい。基本的にノープランなので、これらの要件を満たす、自社に最適な周年の取組みを提案してほしい。
現状認識と提案
社員連帯意識の醸成と対外への10周年認知
ヒアリングから顕在化してきたことは、10周年記念もさることながら、何といっても経営統合に伴う社員の連帯意識を育てたい、これが最も重要なインバウンドのミッションであること、さらにアウトバウンド効果として、取引先への周年認知にあわせ顧客への営業的活用を目指すこと、以上の2点であることがわかった。
「ロゴ+パンフレット+特設Web」の3点セットが合目的
これらを実現すべく、まず「10周年ロゴマーク」を、「10周年+経営統合」の要素全ての象徴とした。
統合した全社員に向けては、社員手許に配布するライ ト感覚な「 10周年記念パンフレット」を、また取引先や利害関係者へは、コーポレートサイトから誘導させる「10周年記念特設Webサイト」のそれぞれ構築が、限られた予算の中で最大効果を発揮できるメディアプランとしてご提案した。この構成が同社様の目指すライト感覚で、リーズナブルな周年記念を実現できることとなる。
「周年ブランディング」へ昇華
このコンセプトを基本に、単に周年記念対策で終わることなく、企業価値を創出する企業ブランディングの概念を加えた、「周年ブランディング」と弊社では捉え、媒体を超越した包括的対策として、各種媒体のクリエイティブにつなげた。
0210周年ロゴの作成
まずは旗印となる10周年ロゴ作成
企業理念、企業風土、事業内容、取扱い製品・サービス、ターゲットユーザ、業界マーケット、シェア、CI・VI指針、コーポレートカラー…、等々要件を洗い出し、10周年ロゴのコンセプトを立案。
これに加え、本案件の重要な要件である、統合会社として全社員が統一プレゼンスを持つこと、まさにこの10年目の統合=新生元年という価値を起点とした旗の下に、これらを包括的に捉え、マークデザイン案に反映させて立案した。
マークデザイン案には周年パンフレット、周年サイト、その他様々な媒体にも反映されることを前提にデザイン設計を行った。
0310周年パンフレットの作成
作成コンセプトとコンテンツの構成
コンセプトはインバウンド効果とアウトバウンド効果
前記10周年ロゴデザインの作成コンセプトを極限まで踏襲し、そのシンボルとしてのスピリットを、具体的なコンテンツに落とし込み10周年記念パンフレットの構成を策定した。
繰返しになるが、今回の10周年メディアプランの投入目標の一つは、経営統合による社員一人ひとりの団結・連帯意識を持たせ、そこから愛社精神、帰属意識を強くすること。二つ目に新生・東芝エルイーソリューション株式会社のプレゼンスを顧客・エンドユーザーから官公庁・競合他社に至るまでのステークホルダーにそのプレゼンスを示し、且つ10周年のマイルストーンを力強くアナウンスすること。これらが周年パンフレットに求めるミッションとして明確に定義付けした。
この具現化として、社員の手許に届けられ、全員が10周年のバリューを目の当たりにできるだけでなく、その社員の家族・親族にまでその価値観を流布できるパンフレットの効果を、余すところ無く発揮させる紙面構成、情報構成とした。
構成やデザイン性・仕様
12ページ構成で、パンフレットの形状は手軽にというコンセプトの下、横約20cm×縦約20cmサイズの正方形で、コンパクトにまとめた。
統合前の各社から代表となる社員の方々に登場いただき、それぞれ人物写真、コメントを掲載、元各社の社員方々が、周年パンフレット内で一堂に会することで連帯意識を持たせることにつなげた。
社員の家族も見ることを視野に、親しみやすい、優しいタッチのデザイン性にし、用紙は発色が良く手触り感のある比較的高級紙のライトスタッフを使用。
0410周年特設Webサイトの制作
Web版周年媒体
周年サイトの基本コンセプトとして、周年パンフレットのWeb版という位置づけ。特にシームレスで統一の素材を使用する「ワンソース・マルチユース」のメディアミックスの概念を徹底させ、Web化に取組んだ。
ここで周年ロゴや周年パンフレットとのブランドイメージのギャップ、違和感が一切発生しないことを担当の制作スタッフ間で申し合わせ、確認し合いながら制作を進めた。一方でWebというコミュニケーションの特性、またターゲットがステークホルダーであることから、サイト設計やナビゲーションのユーザビリティは、その特性を最大限活かした構成とした。