コンセプトブック・パーパスブック制作【デザイン事例集】
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企業の事業モデルや基本的な事業理念を広く紹介する冊子、
弊社制作のコンセプトブックを一同に取りまとめました。
細かくは、新分野進出の事業概念あり、
商品ブランドの理念形成あり、
企業リブランドに伴う新ブランドの発信あり、
事業のコアコンピタンス認知拡大あり。
コンセプトブックのデザイン事例と共にご参照ください。
1. 【知育玩具】コンセプトブックのデザイン事例
三優ライト工業株式会社 様|プラスチック成形品メーカー《大阪府東大阪市》
A5変形 16ページ|テイクGA 135Kg
そのブランド名は「Poco a Poco」。
知育玩具として、同社が手掛けるプラスチック成型品の技術から開発したバイオプラスチックを活用、
天然由来のバイオマス素材が、手触りや質感までも安心感を子供たちに与える。
子供たちに優しいオーガニックなプロダクト、屈託のない自然な表情、自由にノビノビと遊び回る姿。
飾りのない、やらせのない子供たちの表情や姿を被写体に収め、
コンセプチュアルな想いを込め、パステル調の控えめな色調で冊子を彩ったのです。
2. 【ポンプメーカー】パーパスブックのデザイン事例
株式会社酉島製作所 様|ハイテクポンプ製造/東証プライム上場《大阪府高槻市》
200mm×200mm 24ページ構成|テイクGA 135Kg
そもそもパーパスブックとは?
MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)の枠組みなのです。
ポンプメーカーのパイオニア企業として世界レベルで誇り高き事業。
製品の社会的価値・貢献性を、様々なステークホルダーに伝えることがそのミッション。
紙面では世界中のありとあらゆる国々と人種を起用し、ワールドワイドにメッセージを発信する。
まさに同社の事業モデルを高らかに発信する、パーパスブックのチカラなのでしょう。
3. 【ITコンサル】コンセプトブックのデザイン事例
アルファテックス株式会社 様|ITコンサルティング事業《東京都品川区》
フォルダ A4横 4ページ|ミセスB180kg/箔押し
会社案内 A4横 8ページ|テイクGA135Kg/全頁マットニス
リーフレット A4横|コート135Kg
オモテ向き多目的利用の「会社案内」の体を成す「コンセプトブック」。
ITアウトソーシングのサービスを提供しているシステムインテグレーション企業の作品。
ITコンサルとシステム開発をハイブリッドで取り扱い、
顧客と表裏一体で、微に入り細に入り掌握するのが同社のビジネススタイルであり、強みとするところ。
このような同社のホスピタリティなケアのあり方を、
同社社長と顧客企業の社長にも協力いただき、
ちょっとコミカルなフィジカルコンタクトで表現してみたのです。
4. 【エンゲージメント】リクルートコンセプトブックのデザイン事例
株式会社河合電器製作所 様|電気ヒーター開発・製造《愛知県東郷町》
A5変形 W112×H182mm 34ページ構成
社員20名ほどに参加いただき、一人ひとりの価値観をインタビュー。
一般の採用パンフレットとは大きく異なるコンセプト。
このコンセプトブックを見た、意識の高い学生、また業界や同社に興味を持った求職者は、
同社と他社との違いの大きさを知り、同社への興味は一気に高まるのでしょう。
自然に発した象徴的な一言や、飾りのない想いのこもった社員のことば、
実はどんな人々でも、エンゲージメントを高められるのかもしれません。
5. 【リブランディング】コンセプトカタログのデザイン事例
株式会社パレス 様|オフィス家具設計・施工《東京都新宿区》
A4 16ページ|ハイジェントル135Kg
オフィス家具設計・施工業者から、「空間プロデュース企業」としてリブランディング。
この旗揚げとなる機会に、新ブランド戦略の路線、新たな価値の創造を顧客やユーザーに認知させる。
「オフィスは働くだけの場所でなく、暮らす場所」
「パーティションは仕切りではなく、空間をつなぐもの」
同社が築いてきた技術や付加価値を再定義するコンセプトカタログです。
6. 【重要無形文化財】コンセプトブックのデザイン事例
有限会社今右衛門陶舗 様|色鍋島の創作《東京都港区》
規格外サイズ 12ページ構成
我が国が誇る重要無形文化財『現代の色鍋島』。
伝統の今右衛門の魅力を余すところなく広く世界に発信するプロジェクト。
単に伝統の価値だけでなく、現代に受け継がれてきたコンテンポラリーなプレゼンスをしっかり示すこと。
海外ユーザーのインタレストを深くリサーチ、美と共に機能を備えたコンセプトブックなのです。
7. 【リサイクルコンセプト】ガイドブックのデザイン事例
ユニ・チャーム株式会社 様|衛生用品製造・販売/東証プライム上場《東京都港区》
A5 10ページ|ニューVマットFSC 135Kg/蛇腹折り加工/両面表紙
衛生用品の大手メーカー、ユニ・チャーム様の蛇腹折りのガイドブック。
同社の進める環境活動由来のリサイクル事業、世界初の紙おむつ循環活用をPRする目的です。
自治体の協力、一般消費者の理解を要する取り組みなので、
自治体向け、一般消費者向けのガイダンスです。
従ってそれぞれ長尺の用紙を両面使って、片面づつ自治体向け・消費者向けに振り分け、
それぞれが片面で俯瞰的に一覧できる機能性を発揮、
蛇腹折りにすることで、A5のコンパクトなハンディタイプになり、利用者の使い勝手を高めるのです。
8. 【新プロジェクト】コンセプトブックのデザイン事例
クリナップ株式会社 様|住宅設備機器メーカー/東証プライム市場《東京都荒川区》
B5変形 12ページ構成
システムキッチンのリーディングカンパニーが手掛ける「未来キッチンプロジェクト」。
広報PR戦略の枠組みでパンフレット媒体として仕上げましたが、
事実上、同社の持つブランド力のみがなせるサスティナビリティな新プロジェクト。
つまりパンフレットをベースとしながらも「コンセプトブック」の性質を強く持つものと言えるでしょう。
9. 【商品ブランド】コンセプトブックのデザイン事例
キルシェ・ブリューテ 様|お受験アイテムの企画・製作・販売《神奈川県厚木市》
A6 12ページ|ミセスB 110Kg
お受験グッズのファッションブランドとして、お受験ママやその家族から強く支持されている。
コンセプチュアルにブランドを伝えるのです。
これから受験を控えた子どもと親のストーリーを描く。
辛く厳しい挑戦だけに、むしろそのストーリーは楽しくコンフォータブルに過ごしたい。
そんなお受験ママや受験する本人、そして家族全員へ寄り添うグッズ。
そのエクスペリエンスは、子どもが成長し、母親となり、
次代の子どもへとブランドイメージは受け継がれていくのです。
あと書き
企業、商品、サービスなど、存在価値や理念、築いてきたブランドコンセプト。
単にインナーブランディングとして再定義だけでなく、
顧客、ポテンシャルユーザー、取引企業、競合、株主など、様々なステークホルダーへの認知向上。
コンセプトブックは一見地味な存在のように見えますが、
自分たちは何者なのか?
何故自分たちでなければならないのか?
自分たちは何を目指すのか?
明確に定義し、社内外へのメッセージとして発信する。
実はモノやサービスを売ることで利潤を得る企業活動だけではない、企業の使命感、企業の文化・価値観形成。
まさに社会の公器とも言える企業の矜持なのです。
決して大袈裟ではなく、決して体裁を整えているだけではない!
足元を見直す機会にコンセプトブック。
充分検討価値はありそうですね。
<執筆・編集|メーソン>