AEMの風景-6

六.二九決戦!アイム初めての展示会奮戦記

2022.07.10

まさに今、ここ東京ビッグサイトに地において、
「2022広告クリエイティブEXPO」、決戦の日を迎えんと欲す!
挑むは「あいむあんどかんぱにー」、その初陣を飾れるのか?
六.二九決戦の火蓋は切って落とされたのでした。
いざ出陣じゃあーー!!

などと、いきなり何か戦国合戦の面持ちで、
ものものしい記事の書き出しとなりましたが、
展示会といってもビジネスの巷では、よくあること。
取り立てて特別なイベントではないでしょう。

ところがです。我がアイムアンドカンパニーにとっては、
そりゃ〜もう、一大事の超Bigイベントの初出展!

なんと!東京ビッグサイトの大展示場において、
日本最大の展示会に初めて出展することとなったのです!
その名を「2022広告クリエイティブ・マーケティングEXPO」。
社を挙げての参戦、初陣を飾ることとなりました!

1. 出展決定までのエピソード

時は如月の候も終盤、まだまだ寒さの癒えない時候。
一本の飛脚が我があいむに舞い込んだのであった。
(ちょいと重い空気の中での密談風に読んでください)

それは幹部会議の最中(さなか)、幹部社員のタケちゃんに届いた電子飛脚。

タケちゃん「広告クリエイティブEXPOという展示会が6月に開催されるそうですが、
ギリ、一コマ残ってるという書状のようです。」
暫時、間を置いて、
「いかがでしょう、この際我が社も出展を検討してみては…」
幹部会議の席上で飛び出した超サプライズなネタ。

「えっ?」
と、タケちゃんのこの突然の申し出に、
代表含む役員・幹部は、一同おもむろに顔を上げ、一様に眉を顰める。

タケちゃん「この義、いかがでしょう?未知の手法ですが、
新たなチャネルでリード(見込み客)を獲得することにチャレンジしてみてはと。」

一同「……」

タケちゃん「出展ブースは広告クリエイティブ、ブランディングのゾーンで、
我社にとってWebを含めドンピシャなテーマです。」
だんだんボルテージが上がる。

一同「うーーーーん…」

代表「同業社が80社以上も参加するなんて…しかも残り一コマとは。
業界不況の中、恐るべし……」
暫時一同ざわつき加減……

代表「それでナンボかかるんだ?」

〜中略〜

タケちゃん詰め寄る「殿!この義、ぜひご決断を!」(失敬、殿ではありません)
一同声を揃え「代表、ご決断を!」

暫時、間を置いて、

代表「う〜ん、しゃあねーな、やってみるかァ…大枚叩いて。」
(苦笑しながら)「でもどうなっても知らんぞ、オレは。」

一同歓喜の声……とはなりません我が社は。静かな納得感で一同大きく頷ずく。

とまァ、こんなやりとりがあって、ナント!出展が決定した一幕でした。

実は毎回出展されている友好取引先の名古屋シンクスさんにおいては、
新規客を獲得している模範的出展企業として、主催社サイトにも取り上げられている、
こんなエピソードも代表の背中を押したようですね。

2. さあ、出展に向けてキックオフ!

さて出展は決定したものの、まだ2月下旬、開催までは4ヶ月もある。
まだ時間は十分にある……とは言うなかれ!
とにかく思い立ったが吉日、早速出展に向け準備開始なのです。

社内で出展事務局を立ち上げ、プロジェクトチーム(PT)を結成、
戦(いくさ)の準備開始を告げる法螺貝の音(ね)が社内に鳴り響いたのでした。

事務局では出展コンセプトを立案し、目標を立て、
戦略・戦術を練り、開始までのロードマップを策定、
毎週会合を開き、ロードマップに沿って作業を進めていったのです。

3. 慣れないブースデザインや演出はシンドイ…

まず最初に事務局にのしかかった難題が、ブースデザインやレイアウト。
何せ自慢じゃないけど、初めての体験。
パンフレットデザイン、Webデザイン、ロゴデザインならもちろん十八番(オハコ)!
競合の出展社と差別化を図り、自社の良さを伝え、
そして会場で存在感を出すブースデザインとは?

この命題に果敢に挑む最前線の指揮官にカブディーを据え、
昔とった杵柄の代表もちょっと加わり、
立てたデザインコンセプトからアイデアフラッーシュ!

1ヶ月、2ヶ月を経過……と徐々にアイデアが絞り込まれましたが、
あーでもない、こーでもない、いやはや…
様々な想いを巡らせながら思案の連続、想定以上の時間を経過。
実は5月中旬頃になってようやくデザインがフィックスしたのでした。
ア〜シンドかった…

下図がフィックスしたブースデザインです。

展示会ブースデザイン
イメージパース的に仕上げた展示会ブースデザイン。左右は側面のパーテーション。ダークレッドのアイムカラーを基調とした企業アイデンティティでブースをフィーチャリングした。

4. ぬかりない!オウンドメディアでの広報・発信

次にのしかかってきたのが、
ウチのオウンドメディアでの広報活動。

因みにこの広報、つまりPR、
戦(いくさ)ではプロパガンダといいますが、
決してそんな物騒なシロモノではありません。念のため。

さて、出展告知や招待券の申し込み受付。主力3サイトでの展開は、
基本デザインや記載内容は統一させるものの、
それぞれのサイトで仕様が異なるため、これもメンドウ!
無論申し込みフォームも備え、コーディングは定番業者のジー社に手配。お世話になります!

サイトが完了したのを見極め、次にメルマガ配信。
メルマガ登録者の方々にも漏れなくお知らせします。

メルマガ経由からも、仕込んだ展示会広報ページから、
多数招待券をお申し込みいただきました!

ただオウンドメディアによる広報活動は、単に招待券申し込みだけでない。
展示会に出展する企業としての「プレゼンス」。
言い換えれば、出展できる企業としてのレンジ感を表す場面。
実はこの側面も市場やターゲットに向け発信する機会であると筆者は思うのです。
しかるに、出展ポリシーやコンセプトをここでしっかりと語りました。

弊社コーポレートサイトでの展示会出展案内ページ

弊社の出展案内とともに招待券の申込みを兼ねており、現在は終了メッセージを表示している。同様のコンテンツはオウンドメディアのパンフレット専科でも掲載していた。このモニターをスクロールするとページ全面を見ることができます。

5. 忘れてはならぬ!各種のツールもぬかりなく!

事務局設置、PT立ち上げと共に、広角視野で導き出した展示会当日に必須の様々なツール類。
その甲斐あって、展示会本番ではほぼパーフェクトな装備。
事務局にて八面六臂で動いたキーちゃん(管理広報部の社員)の活躍です。

●商談用パンフレット|立ち話でも使えるオールマイティなレスポンス重視型ツール
●作品集会社案内|持ち帰ってじくりチェックするツール
●ホワイトペーパー|より専門的、具体的課題解決型ツール
●弊社紙媒体逸品の現物作品|ウチの代表的作品、会社案内・パンフレット・カタログの現物
●弊社Web制作実績の代表作リスト|大型モニターで即表示

その他細かいようですが、「名刺」一つとっても重要な展示会ツール、
想定使用枚数含め事前準備をぬかりなきよう!

何か展示会初出展企業のお役立ち情報になってしまいましたが、
そんな企業担当者の方は、ぜひ参照してください。

3面見開きの展示会専用のパンフレット。ブースのデザインとブランドイメージを統一させた。ブースデザインがフィックスした時点で即、制作に着手した。参考までに、コンテンツは先行して準備していても、結果制作着手してから2ヶ月を要した。展示会パンフレットやカタログを作る場合、制作期間はぜひ参考にしてほしい。少なくとも2週間で作ってほしい、などというのはハッキリ言って無理。
追加パンフレットの「兵站(へいたん)ロジスティクス」が奏功
十分余裕をもって会場に持ち込んだ商談用パンフレット。実は3日目開始後の午前中に想定以上の使用量、みるみるうちに残数僅か。これに気付いたキーちゃん、すぐにアイム本社に伝令。受けたナッキーが、これは一大事と在庫分200部を小脇に抱え、早馬を出す。すわッ!一路東京ビッグサイトへ馳せ参じたのです。フーッ、なんとか事無きを得ました。
このこと、まさに兵站・ロジスティクスの成果と言え、やはり陰で展示会運営を支えているんですねェ〜。もし午後に無くなっていようものなら、そりゃーもう、罵声の●●●!の怒号がブース内に飛び交ったことでしょう。くわばら、くわばら…
商談資材は余裕をもって準備したいもの。でも不測の事態に備えた後方支援、ロジスティクスは大事ですね。

6. お待たせしました、展示会当日を迎えて。

約4ヶ月にわたって取り組んできた展示会準備、
いよいよその集大成の時がやってきました。

とは言え、このブログ筆者は、ここまでの経過にかなりのリソースを費やしました。
スイマセン、ここからの展示館本番リポートは、そこそこでご勘弁を。

いやーー、さすが日本最大のビッグイベントを数々開催しまくる東京ビッグサイト。

この規模感と集客力は、コロナ直後で、
さらに6月としては異例の毎日気温が35度超なのに、未曾有の来場レベル!
我が日本国、まだ捨てたもんじゃあないないあ〜、と感心しきりです。

弊社ブースへ多数のご来場を賜ったとともに、
たくさんの商談でお立ち寄りいただき、
中にはすぐにでも案件を進めたい!といった塩梅で、次につながるお話をたくさんいただきました。

ブース内で「商談いただきましたァー」というウチのクルーの声が轟き、
常にブースが賑わっていたこと、
感謝である以上のなにものでもないと、筆者は感銘に浸っています。

では、百聞は一見にしかず、
筆者がぐだぐだ言うより、現場撮影のビビッドなカットをフラッシュしましょう。
掲載写真は2日目の午後のみですが、3日間の集大成と言えます。
撮影はカメラマン兼デザイナーのコガくんに協力してもらいました!

東京ビッグサイト
東京ビッグサイトメインゲートの前のアテンドサイン。「CONTENT TOKYO 2022」の中で、アイムは「広告クリエイティブ・マーケティングEXPO」に出展する。その他にも多数のEXPOが開催されることがわかる。毎度のことながら、ニッポンのザ・展示会として、その存在感はすさまじい。
展示会ブース
午前中開始直後のまだ静かなブースシーン。バックパネル・左右サイドパーテーション、またフロントの各種ツール類、アイムブースの全貌が見てとれる。
展示会アイムブース
俄にアイムブース内が賑わってきました。随所で商談や名刺交換が行われています。
アイムブース
アイムブースへ立ち寄りいただいたお客様へ応対するツッキー。立ち話だが弊社作品を前に熱心に商談が進んでいる。
アイムブース
こちらはひときわ温度の高い商談シーン。応対しているのはシニアの梅ちゃん。ガッチリとお客様のハートをグリップしたようです。さすが御師匠!
ところで床のカーペットのアイムレッドも華やか、どこかのレッドカーペットのようで、商談に華を添えます。
アイムブースでの接客
育児休業から復帰したばかりのコノッち。フロントで往来の方々に積極的に声がけしています。その右奥でナッキーがお客様をアテンド。
ブース内商談
続け様に商談が始まっています。こちらはタケちゃんが応対。PCを見せながらお客様は興味津々覗き込んでいます。
ブース商談中
立ち寄ったお客様にパンフレットを手渡すコノッち。ナッキーもヘルプする。お向かいは動画系、その奥も動画でした。
名刺交換
アイムブース前でタケちゃん名刺交換。よろしくおねがいします!
展示会ブース商談
またまた登場、コノッち。何かオモロいことがあったのか?お客様と共にマスクしてるのに思わず口の前に手をやっている。
ブース前
ブース前や中にぞくぞく立ち寄っていただいています。手前の方は、80ページにも及ぶアイムの作品集を手に取ってご覧になっています。
トリのカットもコノッち。実はこのフロントでの往来者への呼び込み、声かけがとても重要でした。ここで気付きを与え、惹きつけ、商談=コンバージョンへつつなげられるかどうか?水際のコンタクトポイントです。Webマーケティングと一緒ですね。そのほかにも、このフロントで活躍したアイム女子のカナちゃん、ミーちゃん、イッシーもたくさんの方に声がけしました。
追伸:ナルホドこれでわかった。パンフレットが早く無くなったのは彼女たちのせいだったんだ!イヤイヤ、これもある意味ウレシい悲鳴でしょう。

ブースでのアイムクルーの奮闘ぶり、伝わったでしょうか?
このように想定以上の皆さんにお立ち寄りをいただきました。
最終日にちょっと顔を出していた代表までも商談に駆り出される有様。
イヤイヤ、ウレシい悲鳴です。
あとは商談、名刺交換から、いかにホットリードに仕立て、商談〜受注に結びつけられるか?
ワクワクものです。

あんなこんなで、3日間の強行軍はつつが無く終わりを告げることとなりました。
ついでに終了後のアイムクルーの集合ショットもご覧ください。

終了後のクルー
最終日展示会終了後のクルー面々。左からセッキー、ミズP、タケちゃん、ヤマケン。皆さんご苦労様!

最後にEXPOクルーのオールキャストです。
3連チャンのコンプリート組はミズピー、タケちゃん、ヤマケン、キーちゃん、梅ちゃん、それにナッキー。
ローテーション組はツッキー、コヤマン、イワくん、コノッち、カナちゃん、ミーちゃん、イッシー……
ブースデザインADのカブディー、それにコガくん含め、
アイムのEXPOクルーたち、たいそうお疲れさんでした!

と、ここでまたサプライズ発生ーッ!当記事2発目。
まさに今、今年の全日程が終了したばかりにも関わらず、事務局は来年また出展を予約したのだそう!
ガーーーーーン!一同唖然……

なんという狼藉!
挙句の果てに、2コマ予約の身の程知らず。

実はもう既に残りコマ数が僅かだったので、思わず手を出しちゃいました…
キャンセルできるのか?イヤできないそうです。スイマセン…
ウーム…場合によっては懲罰委員会ものだっ!
それにしても恐るべし、東京ビッグサイト展示会のバイイングパワーとは、ムムム…

さァーて、この結末や如何に?

ということで予期せず来年も出展の運びに。
皆さん、物見遊山でもいいから、来年結果をぜひ御覧じろ(ごろうじろ)ーーー!なのだ。

さて、「六.二九決戦!アイム初めての展示会奮戦記」いかがでしたか?
タップリ、アイムクルーの熱量と無茶ぶりwwを感じてもらったと思います。

ではまた来年この地で会いましょう。
さらばのココロじゃあー!

東京ビッグサイト
東京ビッグサイトの勇姿
We shall return! Meet again, 2023.

(執筆・編集|メーソン)