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ブランディング・CI

BRANDING Corporate Identity

BACK02 ブランディングの実践テーマ

03ブランディングの会社案内・各種媒体との親和性

CI・企業コンセプトとブランディング

弊社が取り扱う媒体とCIや企業コンセプトとブランディングとの親和性は、前項目から触れている通り、CI・企業コンセプトとブランディングとの違いを明確に区分をしておく必要があります。
ご存知の通り、CIはコーポレート・アイデンティティで、企業の絶対的な価値や、企業としてあるべき姿、理念、哲学やビジョン等根源的属性を定義し体系化させたものです。企業コンセプトもおおまかにはこのCIの範疇と解釈され、一途に企業目標や定めたミッション、社会への貢献を明文化(不文もあり)し定義したものです。
それに対しブランディングは、社会や顧客・ステークホルダーとの関係性において、その存在を明確に定義するもので、業界や競合・マーケットにおいて自社の差別性・優位性を主張し伝播していく行為です。
言うなれば、CI・企業コンセプトが「我社はこうだ!」というプロダクトアウト的な志向、ブランディングが顧客との関係性の中で自社の存在価値・優位性を発信していくマーケットイン的指向性です。

CI・企業コンセプト
ブランディング

企業コンセプト・企業理念のCI(コーポレート・アイデンティティ)は内向き志向で、絶対的自我の確立がその本質。
それに対しブランディングはそのCIを精神や哲学を基盤に、自己の存在価値、競争力・優位性を、相対価値として何らかの形で可視化・顕在化させ、社会やマーケット、ステークホルダーに対し発信していくこと。一見抽象的な行為に見えるが、これを体系付け、継続的に取り組んでいくことで、人々の心情の中に、好感という無形の資産を形成していくもの。

会社案内との親和性

その性質からして、会社案内は自社志向のCIや企業コンセプトの発信媒体と言えます。会社案内は企業のあるべき姿や絶対価値を主張するべきですし、まずここを抜きに会社案内たりえない、というのが弊社の見解ですし、会社案内の大原則でしょう。
もちろんこれは原則であり、特定する必要はありません。
なぜならば、会社案内を法人営業目的、採用目的等、用途・目的を特定する会社案内があるからで、むしろ会社案内を目的化するリクエストも徐々に多くなってきています。その意味でも、本来のCI・企業コンセプトのコンテンツに加え、採用・法人営業・製品情報等、それぞれの目的情報を含む、いわゆる「ハイブリッド会社案内」も十分機能的と考えています。
このことは言い換えれば、顧客やマーケティングに踏み込む”ブランディング”という要素が、CI・企業コンセプト要素と一体的にコンテンツ化される会社案内が、近年のトレンドと言えるかもしれません。
ケースによってはむしろ競合との優位性、市場におけるスピード感や存在価値を強く発揮できる、多目的な「ハイブリッド会社案内」が競争力を発揮できるとも言えます。

八尾トーヨー住器株式会社 様 会社案内
八尾トーヨー住器株式会社 様 会社案内

住宅用建材・設備機器・エクステリア建材等の販売をする企業の会社案内デザイン制作に伴い、企業ブランディングの確立をした実績。
同社様は「快適な住まいづくり」 を企業コンセプトに、建材を供給することではなく、「心を伝え、幸せを届ける企業でありたい」を理想を掲げ、ブランディングのコンセプトを立案。「私たちは、しあわせとどけ隊」と称して、弊社デザイナーが住宅のミニチュアをペーパークラフトで手づくりし、建材で住宅やビルをつくり、人をつくり、環境をつくる、企業のブランドイメージをクラフト調にデザインした。

八尾トーヨー住器株式会社 様 会社案内

パンフレットやカタログとの親和性

前項のことから目的を特定したパンフレットやカタログは、ブランディングの権化、そのものの媒体と言えます。パンフレットは製品・サービスの法人営業向け、採用活動、事業案内、創業・周年、ダイレクトメール、展示会...その他。
またカタログも法人営業、個人向け(BtoC)、展示会がその多くを占めます。非常に大雑把に言及すると、パンフレットもカタログも製品の持つ相対的な強みや差別性・独自性に言及し、法人・個人含めユーザーや消費者にマーケットやコンペチタの中から、いかに自社製品・サービスを選んでくれるか。もちろんそこにはビジネスパーソンや営業パーソンが介在することもあるため、様々な用途や使用シーンに適合させたコンテンツにチューニングすることです。
そこで1点パンフレット・カタログ作成の注意点があります。
パンフレット・カタログ作成の際、仕様・スペック、機能などのファクトや絶対情報中心になり過ぎないようにしたいものです。もちろん基本情報として欠くことはできませんが、ブランディング要素に触れられないことは、ユーザーや消費者は検討・購買対象とするに決め手に欠くことになります。特に複数の中から検討している場合は尚更で、価格競争スパイラルの大きな原因にもなります。

協育歯車工業株式会社 様/事業パンフレット
協育歯車工業株式会社 様/事業パンフレット

日本で流通する歯車の二大規格のひとつである"KG規格"を開発した、歯車業界パイオニアの事業パンフレット。
そのブランドイメージを、歯車形状に加工し、その偉大なる存在意義をダイレクトに表現した。

株式会社プロテックエンジニアリング 様/カタログ
株式会社プロテックエンジニアリング 様/カタログ

斜面災害防止のリーディングカンパニーの事業ブランディングを確立したカタログ。
落石防止、雪崩防止の独自の施工技術を開発し、競合とは一線を画する競争力を持つ。
その強みがカタログで表現し辛いという長年の課題があったが、山岳斜面のリアルなCGデザインを作成し、各種の施工技術を一覧させることで、ユーザーへの直感性向上や事業理解の迅速性にも貢献している。

その他の媒体・ツールとの親和性

ブランディング、CI・企業コンセプトと会社案内・パンフレット・カタログとの親和性について言及してきましたが、その他にもそれぞれ親和性の高い媒体があります。
CIや企業コンセプトにはその代表格がコーポレートWebでしょう。コーポレートWebは会社案内とのその目的や存在に相似性が高いと言えます。さらに企業PRムービーも同様に会社案内との親和性高い媒体です。一方でインターナルツールになりますが、CIコンセプトブック、ブランドマニュアル、クレドなどもツールとしてその仲間に入ってきます。
ブランディングではSPツール、ポスター、チラシ(折込・ポスティング)、DMツール、OOHツール...等で、よりエンドユーザーや消費者に近い位置で、コンタクトポイントを持つ媒体ツールがあります。

株式会社サンオート 様/キャラクター
株式会社サンオート 様/キャラクター

電位治療器の製造・販売を事業とする企業のプロダクトブランディング事例。製品のマイナーチェンジに伴い、福祉関係の現ユーザー層から健康施設、ジム、民間デイサービス等への市場拡大戦略を開始するにあたって、親しみやすく愛らしキャラクターを開発した。上画像はプロトタイプとして3Dプリンターでモデリングした現物。

展示会向けにアレンジした平面の同キャラクター
展示会向けにアレンジした平面の同キャラクター
展示会場ブースで配布される同キャラクターをデザインしたリーフレット
展示会場ブースで配布される同キャラクターをデザインしたリーフレット

このようにプロダクトのキャラクターブランディングは、様々な媒体との親和性が発揮できる。これら以外に名刺、封筒カレンダー、DMなどにもこのキャラクターを一貫して展開している。

【NEXT】「ブランディング導入【6】事例-1」に続きます。

いよいよ次のページ以降で、弊社プロデュースの導入事例を5社5ページにわたってご紹介していきます。
1社目は60年にわたり京都の地場企業として、道路建設に貢献してきた企業グループのブランディング導入事例です。見応え十分の迫力で
お届けします。「ブランディング導入【6】事例-1」>>>

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