- Client
株式会社ビズクル 様
法人向けサービスが成長を支えてきたはずが、
なぜか個人引き合いの多さに閉口。
そこにはブランドのミスマッチがあった…
法人レンタカーサービスを提供する企業。
それなのにWebからの問い合わせは観光客と単発の個人客が多い。
そんなリゾート沖縄ならではのお悩みがある。
いやもしかすると、“toB”イメージが欠如しているのでは?
そんな同社の課題意識に、
弊社は総合的なブランド改革を提案したのです。
- Our Creative
プロデュースしたクリエイティブ一覧
ブランディング |
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広報メディア |
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Webサイト |
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看板サイン・ 各種ツール類 |
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クリエイティブ |
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- Company Profile
企業情報
所在地 | 本 店|沖縄県豊見城市渡橋名276 事務所|沖縄県糸満市武富743-5 鹿児島営業所|鹿児島県鹿児島市東開町14-2 |
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代表者 | 代表取締役社長|雨宮圭一 |
業種 | 自動車のレンタル、リース業務及び斡旋 新車及び中古車の買取、販売 |
取引先 | 株式会社國場組、五洋建設株式会社、清水建設株式会社、株式会社関電工、株式会社九電工、株式会社竹中工務店、東京建物株式会社、他 |
【顧客の事業内容】
沖縄で法人向けに特化したレンタカーサービスを提供する企業。沖縄は現在でも県内で様々な開発が進んでおり、本土からも大手デベロッパーや建設ゼネコンが長期プロジェクトに従事している。同社はこれらの長期滞在型需要を取り込む、法人専用のレンタカープランが特徴で、事業の根幹を成している。
- Issue
同社の課題
弊社への相談は「Webセミナー」がきっかけ
法人レンタカーサービスを主力事業として、法人需要の開拓により着実に成長を遂げてきた同社。
沖縄での市場拡大の余地はまだ十分残っており、これからも法人へのアプローチ、市場開拓、集客戦略に拍車をかけていきたい構想。
そのためのリード顧客へのリーチ、広報手段としてWebサイトを活用してきた。
それはそれで一定の役割を果たしてはきたものの、法人に加え個人ニーズが多数混在、
やはり人気リゾートの沖縄ならではのこととして許容せねばならないのか?
代表の雨宮様で様々な検証をしてみたところ、
Webサイトに“ toB”的カラーが不足してはいないか?
従来のサービスロゴが“toC”的イメージに寄り過ぎてはいないか?
このような疑念を持つようになった。
となると、もしかして顧客となる法人リードまでも取りこぼしてしまっているかもしれない…
この疑念を何とか解決できないか、そこでWebを含め総合的に相談できるエージェントを複数あたっていたところ、
Web検索で弊社の「オンラインセミナー|成功するWebリニューアルの秘訣」に辿り着き、
セミナー参加と同時開催の個別相談会利用が、同社とのコンタクトポイントとなったのです。
同社の課題状況
同社と弊社との接点となったセミナー・相談会にて、代表雨宮様自ら現状で想定される課題状況のご説明いただくことを皮切りに、その後もより深く現状認識をすべく、数回のヒアリングを行った結果、以下の課題状況が明確となりました。
1. “toB”事業なのに“toC”イメージが強い
例えばサービスサイトを見た、といって問い合わせをしてくるユーザーは法人ばかりではない。
個人や観光客も多数含まれる。ところがその都度断らなければならない。
何が原因なのか?
代表の雨宮様自身では、ホームページのイメージが “toC” 的様相があるのでは?
またロゴマークがビジネス感が薄いのでは?
ご自身の中で疑念が疑念を生み始めたのです。
2. 主力の法人リードまでも逃している可能性
問合せの中に法人ユーザーに交え、個人客・観光客も含まれる現状の問い合わせ実態で、
実は前項01ので疑念がある、いわゆる “toC” イメージが先行してしまい、
本来の事業ターゲットとする “toB” ユーザーも取り逃してはいないか?
これは一大事!
事業の根幹を揺るがす事態になっていては、ビジネスの大きなチャンスロス。
実はこちらの疑念の方が同社にとって喫緊の課題になる要素を孕んでいるのです。
3. 情報発信する広報手段が限定的
開発プロジェクトで沖縄に滞在する、東京・大阪所在の大手デベロッパーやゼネコン大手にPRする、
サービスパンフレットや営業ツール類が未整備であるため、
総合的な視野で適切なメディアやツールの検討が必要ではないか?
特に現行では法人からの資料請求に対応できるパンフレット等も未整備。
- Requirement Definition
ヒアリングを受けての
要件定義
弊社の提案現状認識するためのヒアリングを複数回行い、
以下課題状況を受けて、当時の各種メディア・ツールの現状認識から弊社にて要件定義を行いました。
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- 01
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サービスサイトが
一般レンタカー会社の
Webイメージサイトの視覚イメージにビジネス感が薄く、法人訴求が伝わりにくい。さらにロゴデザインがtoC的な視覚的印象が強い。
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- 02
-
法人ユーザーが
地方レンタカーサービスと
錯誤している可能性一般のレンタカー会社のイメージが強いため、サイト訪問した法人ユーザーは、直帰してしまう可能性がある。
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- 03
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Web以外に自社を
広報・PRする
ツール類が不足法人ターゲットの資料請求に未対応。口コミ紹介向けのパンフレットも無い。
これら課題状況、要件定義を受けて、
各種のメディア制作展開に通底する
「ブランディング」のコンセプトを策定
- Strategic Concept
ブランディングの
戦略コンセプト
- Branding Themes
ブランディングテーマ
『リブランド・メディア戦略』
- Creative Concept
メディアクリエイティブのコンセプト
- 企業のサービスイメージにミスマッチが発生していることから、サービスサイトをBtoBに徹した視覚性、情報構成に大きく転換
- ロゴのインプレッションをビジネスライクなイメージに改変、刷新したコンセプトカラーを基調に、各種メディア・ツールへ統一的に反映
事業のアイデンティティとなるロゴ改変はじめ、
顧客とのコンタクトポイントとなるサービスサイト。
本プロジェクトはこれらを全面刷新する、
『リブランド』戦略と位置付けた。
BRANDING & CREATIVE - COMPREHENSIVE BRANDING CREATIVE PLAN
- Creative Works
クリエイティブ作品紹介
前項、「ブランディングの戦略コンセプト」を受けて、各種メディアのクリエイティブの要件を固めました。
サービスロゴ刷新によるレンタカー事務所周辺のサイン類まで総合的に一括制作を行いました。
- Creative Works 01
サービスロゴ制作実績
- 同社のサービスプラン「ビズレント」のロゴを、サービスロゴとして刷新
- ビジネスイメージの表情づくりとして、「BIZ」をベースにしたデザイン設計
- 事業ブランド「ビズレント」の文字をベースラインに一体化させることで、視覚的なビジネス度を高めた
- VI(ヴィジュアル・アイデンティティ)の定義から、カラーコンセプトを「オレンジ色」とし、これをもって各種メディア展開は「オレンジ色」を基調とする
- Creative Works 02
サービスサイト制作実績
- 従来ビジネスイメージの直感性の無さが、前述様々な課題を引き起こしていたことから大きく転換
- ファーストビューとなるメインビジュアルに建設会社の現場担当者と同社社員を起用、その背景にビジネス向けワゴンレンタカーや建設現場を配した
- イメージのセンターにキャッチコピー「レンタカーにビジネス解決力を。」を配し、感性のビジュアル情報と同時に、意思決定に作用する実務情報を発信、ターゲットのデベロッパーやゼネコンへ徹底して秋波を送る打ち出し
- Creative Works 03
資料請求用パンフレット制作実績
- Webからの資料請求や口コミによる資料送付に対応する「サービスパンフレット」作成
- 同社の「ビズレント」のサービスプランについて、法人ユーザーが手許資料の検討材料として提供するもの
- Creative Works 04
リーフレット制作実績
- 車内設置で法人サービスのPRと共に、事故時の対応や長期契約における規約、心得ておくべき要件を記載、レンタカー車内に常備して利用者への周知を図る
- Creative Works 05
看板サイン・店頭のぼり・ステッカー制作実績
- 刷新したサービスロゴに準拠するサイン類を整備する
- 看板デザイン、店頭のぼり等全てVI準拠
- レンタカー車体や車内に貼付表示するステッカー、新VI・ロゴに準拠
- Effects
ブランド
クリエイティブ
導入後の効果
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- Before
サービスサイトが
一般レンタカー会社の
Webイメージ
- After
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サービスサイトのメインビジュアルを全面刷新、コピーや写真イメージで法人特化型のレンタカーサービスを強調。
サービスロゴもビジネスライクに刷新し、総合的な「リブランド」を実現。- 一般個人ユーザーからの問い合わせがゼロになり、ほぼ100%法人ユーザーの問い合わせ。
- サイトや各メディアで「ビジネス」「法人」情報の頻度を高め、ミスマッチを防止できている。
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- Before
法人ユーザーが
地方レンタカーサービスと
錯誤している可能性
- After
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01と同様、ビジネス特化型レンタカーサービスとして各メディアをリブランド。
- これまで一般レンタカーを利用していた法人の新規需要が増えた。
- 営業好調を受け、鹿児島営業所開設の運びとなった。
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- Before
Web以外に自社を
広報・PRする
ツール類が不足
- After
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資料請求用ツール、店頭告知用サイン類まで、リブランドによるVI刷新により、統一デザインで整備。
- 資料請求用のパンフレットやリーフレットの制作により法人で検討するツールを整備。
- 店頭サイン、のぼり、ステッカー等統一デザインでクリエイティブ。
CREATIVE CASTING
クリエイティブキャスティング|スタッフ紹介
- Staff in Charge
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クリエイティブプロデューサー
小山
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初ヒアリング時にお伺いした、「大手企業には見られたくない」という代表のご要望が非常に印象的でした。
“toB”のレンタカーサービスにはきめ細かな対応が求められるため、「会社の規模感は小さく見えた方が有利」という卓越した分析によるものです。
本件では、「アンチ大手感」+「身近な信頼感」をコンセプトに、企業ロゴにサービスロゴの要素を加えることで、ひと目で事業が理解できるよう配慮しています。
また、単に表現をわかりやすくするだけではなく、キレのあるビジュアル表現で、ベンチャー企業のようなクレバーさを感じさせる仕上がりとしています。
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Webプロデューサー
山本
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法人向けに特化したレンタカーサービスという特長的なビジネスをどれだけ的確に、かつ魅力的に伝えるかが最大のミッションでした。
クライアント様の「こういう風に見られたい」という要望も汲み取りつつ、チームでアイデアを出し合って進めました。個人的にも特に思い入れのある案件の一つになりました。
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デザイナー
壷阪
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同社の中にある「BtoBのレンタカー」をイメージを具体化するお手伝いが出来たと感じております。
複雑な内容を整理整頓し、トンマナを統一しまとめることで強いブランド力が生まれたと思います。
クライアント様に協力もたくさんしていただき、温かみのあるデザインに仕上がりました。
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フォトグラファー
青木
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ビズクル様の撮影では、沖縄の開放的な空気感を写真に取り込みたいと考えていました。
特徴的だったのは、車と人が2つのシーンをまたいでいるビジュアル。2シーンの写真合成が自然な仕上がりになるよう、太陽の方角と高さ、カメラのポジションを事前に細かく検討しました。撮影当日は曇天でしたが、沖縄の明るい日差しを照明で再現しています。
撮影ポイント移動の際には美しい景色が見られました。社長おすすめのスポットにも連れて行っていただき、思い出深い撮影となりました。
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