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お客様の声

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01【スペシャルインタビュー】富士スチール株式会社 様

01【スペシャルインタビュー】富士スチール株式会社 様

ご出席者
代表取締役社長 岡 康彦 様・総務部 課長 井藤 大輔 様

時空(とき)を越えて進化し続け、
支え続けるシナジー。

制作媒体

会社案内(初代)・製品パンフレット・新事業サイト・事業パンフレット・コーポレートWebサイト・会社案内(二代目)

はじめに

富士スチール様と弊社のお取引は、2006年の会社案内初版制作を皮切りに12年超の歳月に及ぶ。
思い返せばこの間、”初代”会社案内から事業パンフレットやWebサイトづくり、そして直近の"二代目"会社案内へのリニューアルまで、5回のプロジェクトで6媒体の制作に携わる機会をいただいた。それぞれ媒体ごとに求める要件や期待効果が異なるため、制作前の要件定義は必ず入念に行い、実に制作着手するまでに2ヶ月を要したプロジェクトもある。
この頑なまでの姿勢とこだわりをリードしてきたのが、代表取締役の岡社長だ。
そこで今回、岡社長にこの12年の振返りと、それぞれのプロジェクトに込めた想いをインタビューさせていただくこととした。
このインタビューに先駆け、MCの弊社村田の提示により、5回のプロジェクトを5期に区分し、期ごとのプロジェクトにフォーカスしながら進行することを岡社長にご了承いただいた。
その各プロジェクト内容は以下の通り。

プロジェクトテーマ

媒体・仕様

第1期

“初代”会社案内の新規制作

会社案内/ 12ページ+リーフレット3枚

第2期

新事業「エコボイド」事業参入に伴う媒体戦略

製品Webサイト

製品パンフレット/ 6ページ

第3期

営業強化に伴う媒体投入

事業パンフレット/ 22ページ

第4期

待望のコーポレートWebサイト全面刷新

企業Webサイト

第5期

“二代目”会社案内への世代交代

会社案内/ 16ページ+リーフレット3枚

【第1期】”初代”会社案内。 岡社長の想いのありっ丈をぶつける。

村田:
それでは第1期の”初代”会社案内に想いを馳せてみたいと思います。
現在では退役したお手許の”初代”会社案内ですが、弊社と共に作成させていただいた当時を振返えられて、いかがでしょうか?


岡社長は“初代”会社案内を手に取られ、一見開き、二見開きされ、まじまじとご覧になられて...


岡社長

岡社長:
このページの鉄の塊が重なっているアートな雰囲気の写真は、当社と取引のあるJFEスチールさんの広報部に行って、沢山の写真の中から村田さんと一緒に探しましたよね。
この写真は事業に寄せる私の想い、「鉄に命を吹き込む。」を表わすのに、これ以外に無いと言えるほど、とてもうってつけの写真だと思いました。 村田さんもそう思われたでしょう?

村田:
もちろんです。この岡社長の想いは私も共通の概念でしたし、この写真を見た時には、私も何かシンパシーをいただきました。

岡社長:
この鉄塊の写真が、見開きで贅沢に紙面を独り占めしたその傍らに、「鉄に命は宿るのか?」というコピー。何かこう、アートな雰囲気と挑戦的なイメージでの幕開けですが、さらにページをめくるとそこには、何とその鉄の塊に双葉が芽生えているではありませんか!
傍らに「鉄に命を吹き込む。」まさにこれだ!見た人がなんと思っても、これだ!(笑)
いやあ、この鉄の塊の写真素材の良さに加え、当時の村田さんが本当に巧みに表現してくれました。

村田:
ありがとうございます。今更ながら当時岡社長のテンションが上昇していったのを思い起こされます。
このイメージが決定して、表紙デザインも決まりましたね。

岡社長:
そうそう、全体は当社企業カラーの「インディゴブルー」を基調として、センター縦に鉄のヘアラインが覗いている。このメタル感の強さがいいんですよ。見開きの鉄の塊を表紙でイメージさせるんですね。

村田:
御社では鉄を加工して材料化し、橋梁建設や土木工事の建材として有用化され、無機質とも言えるこの鉄が社会の中で価値として生まれ変わる。つまり御社はその鉄に命を宿す担い手と言えますが、この「鉄」のモチーフを大きくフィーチャーするあまり、御社の事業ドメインの鋼材加工・建設事業とは少々かけ離れている感もありましたが...

岡社長:
それはいいと思ってました。
むしろ泥臭い業界に一石を投じてやろうじゃないか!と考えていたんですね。
はなっからこの会社案内を、営業や集客などの目的に使おうとは考えていなかったし、それじゃあ徹底的に自分の想いの丈をぶつけてやろうと。(笑)

会社案内
"初代"会社案内の表紙デザイン

「インディゴブルー」基調の表紙の縦センターに、メタルイメージのヘアラインが鈍く光る。

見開きページ
(上)最初の見開きページ、(下)次の見開きページ

オブジェ風のアート感が漂う鉄塊の右スペースには、「鉄に命は宿るのか?」のシンボリックなコピー。
次ページ(下)では、その鉄塊に双葉が芽生え、鉄に命を咲かせる、と言い切ってしまう、力強い想い。


ここまでで言えることは、まさに「我社はかくあるべき!」というコーポレート・アイデンティ(CI)そのもの。

そこには相対的価値を表すブランディングという概念は存在する余地が無い。


村田:
次のページも鉄にフォーカスしました。
このページテーマは「進化」と決定していましたが、ここでも岡社長の妥協しない、ブレない姿勢からディスカッションを重ねましたよね。
その結果、古式製鉄法で鉄を打つ「たたら製鉄」に行き着きました。
現代の精錬度高い製鉄のルーツとなるこのモチーフは、岡社長と共有して産み出されたわけで、ある種の感動すら覚えた記憶があります。

岡社長:
その次のページの写真もいいんですねー。
当社の中核となる材・加・工(材料・加工・工事)に携わる中堅社員3名が、使命感を持って次代を見据える姿。弊社千葉工場の一角を使って、朝日を背に受けて撮影しましょうと。
この提案を村田さんからいただいた時は、なるほど!と思いました。
このページもテーマ設定の「使命」は早い時点で決まっていましたが、イメージをどうしようか?と二人でかなり悩みましたからねェー。
とにかくここまで来るのに、二人でずーと悩みの連続でしたからね。(笑)

会社案内の見開きページ
「進化」の見開きページ

「たたら製鉄」を題材に、真っ赤に燃える鉄を打ち火の粉が飛び交う、まさに臨場感溢れる写真に、同社様のルーツを重ね合わせてしまう。

会社案内の見開きページ
「使命」の見開きページ

自社工場内のヤードにて、社員3名を起用し、朝日を背に受け撮った写真。全てがオリジナルの写真だから最高の価値を表す。
使命感を持った姿が、何と凛々しいこと。


企業としての哲学や価値観を伝え、CIや自社広報に徹する会社案内づくり。この微塵の狂いもない姿勢が、本来の姿と言える会社案内を創出したと言える。

安易に「仕事にもつながる会社案内」だったら、ここまでストイックにはならかっただろう。

仕上り後は、既存取引先、協力業者、社員に配布。その反応は千差万別。岡社長はその反応がどうであれ気にはされていない。

そこには岡社長の「一石を投じる」夢が叶ったからではないかと察する。


【第2期】新事業参入。一転、ターゲット分析で新規顧客へリーチ。

村田:
それでは次に第2期に移ります。
御社では2011年に「エコボイド」という、ビル・マンション建築における遮音性に効果の高いボイドスラブ事業に参入されました。
そこで集客が見込めて、営業活動に使えるホームページとかパンフレットをつくりたい、というご相談を岡社長からいただきました。

岡社長:
そうですね。比較的大型のビル・マンション建築で遮音効果が高く、コストダウンにもつながる「エコボイド」ですが、当初はゼネコンなどがその主たるターゲットと考えていました。
しかし同業社だけでなく、設計者、さらには発注者への発信力が決め手になりそうだと予感していました。
同業他社の製品より様々な点で秀でているその特徴からして、ターゲットにうまく伝われば競争力は発揮できるはずで、そのターゲットにどのように巡り合うかが課題でした。
参入する以上は結果を出さねばという想いから、アイムさんに相談してみようと。

村田:
確かにこれは”初代”会社案内の時とは大違い、一転して営業ツールとして、結果に強い意思を持って臨んでおられるのを感じました。
私もこれは気持ちを大きく切り替えて臨むこととし、まず丁寧な事前の要件定義を進めてみたい旨、岡社長に提言しました。
すると何とその場で即決。「では毎週月曜日に我社の担当営業と開発業者を同席させ、ディスカッションすることでどうでしょう?」というお言葉に圧倒!岡社長の並々ならぬ意志を感じ、それに押されてか私も、わかりました、やりましょう!と受けて立ちました。(笑)

岡社長:
当初のミーティングは、まずアイムさんに製品理解をしてもらう弊社からのオリエンに時間を割き、以降毎回のミーティングは、アイムさんによって様々な角度から丁寧にヒアリングをいただきました。またある時はアイムさんから情報の提供もなされ、導きだされたその結果が「ホームページ集客」と「営業用パンフレット」でした。
かなりの期間十分に練りましたね。

村田:
はい、約2ヶ月です。

岡社長:
そんなに長かった?
でもそれがあったからゼネコンだけでなく、設計会社、デベロッパーが、新たなターゲットとして我々の前に顕在化しました。
しかもそれぞれの攻め方も異なるわけで、そこも徹底的に皆でディスカッションしましたね。
そこをアイムさんにうまく拾い上げていただき、ホームページのコンテンツに展開し、パンフレットに落とし込んでいただきました。
現在では、ホームページが大変いい武器となって、問合せにつながり、当社の営業部隊の活動により、商談や見積を経て成果を出しています。


このことからわかるように、”初代”会社案内から比べると、岡社長の要求や期待効果への意識が変化したようにも思える。むしろ第1期、第2期ではそれぞれ目的が異なるため、臨む意識が変わるのは企業経営者としては至極当然のこととも言える。

しかしながら、ものを創り出すことに対する情熱やこだわりは、全く揺るぐことは無い。


ホームページTOP
ボイドスラブ事業「エコボイド」のホームページTOP

このホームページが設計技師、ゼネコン建築技術者、不動産デベロッパーなどのターゲットへのリーチを実現している。その問合せには見積依頼、商談要請など様々。これを受けて営業が使用する下画像の製品パンフレットに引き継がれる。

製品パンフレット
「エコボイド」の製品パンフレット

新事業参入での営業活動の商談ツールとして活かされている製品パンフレット。

製品パンフレットの中面
製品パンフレットの中面フルオープン

製品パンフレットの仕様は6ページ片観音折り。商談の際、製品情報の重点箇所を集約し、それを一覧できるコンパクトサイズが特徴。ターゲットは設計技師やゼネコン建築技術者なので、製品特徴と技術情報でまとめ、その商談相手のインタレスト情報に特化させた。

【第3期】事業パンフレット。 「営業に活かせたら...」 営業パーソンの一言がきっかけ。

村田:
では中盤の第3期です。ここのメイン媒体は事業パンフレットですが、
私の薄い記憶では、確か第2期エコボイドプロジェクトの際、ホームページ、パンフレットのコンテンツがほぼ固まってきた頃に、営業のどなたかがおもむろに、「本業の営業にもこんな営業ツールがあるといいが...」という一言が岡社長の気持ちに火を点けた、(笑)という感じではなかったでしょうか?

岡社長:
そうでしたかね...。確かにその場で”初代”会社案内のことが話題に登りました。
口火を切った当社の営業が「今の会社案内(初代)は自社の信頼を裏付けるものではあるけど、具体的な自社の事業内容を語るには...」とか言っていたでしょうか...。
私の心に灯を点した(笑)というより、一度社内で揉んでみようかと思うきっかけにはなりましたね。

村田:
その際、岡社長は「アイムさんでも何か考えられることを検討してみてください。」とおっしゃいました。
憶えていますが、その時参加していた弊社プロデューサーの佐藤が、「では一度事業内容をもっと深く掘り下げてみたいので、改めてお時間をお願いします。」と。

岡社長:
少々驚いたのが、その翌週に佐藤さんがラフな構成案をミーティングに持参されました。
これを見て私含め参加している営業社員一堂が、「これこれ!これだとダイレクトに営業活動に使える感じがする。」
まだこの時点では予感のレベルでしたが、構成案がより具体化していくうちに営業の皆の本気度が増し、一気に事業パンフレットの完成を見ることとなりました。
さらに、事業のウリを説明する事業パンフレット、顧客の信頼・信用を担保する”初代”会社案内。
この時点で、この2冊のコンビネーションが営業活動の中核をなすようになりましたね。

井藤課長:
当社の営業が待ち望んだということもあり、
そのはけ具合は大きく変わりましたよ。週に数十冊にも及ぶこともあり、社長には悪いんですが、”初代”会社案内とはちょっと違うな、と。(一同笑)

総務課長 井藤様

「そのはけ具合は大きく変わりましたよ。」と、事業パンフレットの実用性に言及された。


この営業的に完成度の高い事業パンフレットとは言え、制作当初は富士スチール様の事業を俯瞰させることに苦心した。

事業領域とその特徴を一体的に一覧できること。

このことは、同社様営業パーソンからの強いリクエスト。

このリクエストに見開き観音折りで、3DのCGを使って表現した。ここに同社様のビジネスモデルの全貌を、オールインワンで網羅させることを実現できた。

“初代”会社案内とこの事業パンフレットの組合せの使用が、実は企業のビジネスモデルと、それを裏付ける信頼を確保する、とても重要な基礎ツールであることを、岡社長は気付かれたのでは、と僭越ながら思える。

このハイブリッド的な考えは、第5期での新たな課題にもつながることを示唆している。


事業パンフレットの表紙
【第3期】事業パンフレットの表紙

このパンフレットの表紙デザインは、以降の各媒体のデザイン性を象徴する。

パンフレットの三面見開きページ
全22ページ構成の三面見開きページ

同社様のビジネスモデルを一覧させるという命題に対し、3DのCGパースでデザインするワザを披露することで、「鉄と、土と、コンクリート」を一体的に表現できた。

【第4期】コーポレートサイト刷新。 待ち望まれた岡社長の決断。

村田:
この第4期はコーポレートサイトのリニューアルですが、私はこの刷新に至ったことに対し、実はその感慨はひとしおでした。

代表の村田
弊社代表の村田

岡社長
えっ、なぜですか?

村田
岡社長はご記憶にあるかどうか。
私は”初代”会社案内をつくった後、このイメージをうまくホームページに活かしましょう、ということを、何とこの12年の間に5回ほどにわたって示唆してきました。社長、覚えておられますか?

岡社長
そうでしたか。私はその気が無いことは、記憶にあまり残らないんですよ。(大笑)
でも第3期の事業パンフレットを作成して、この内容をホームページにうまく活かせば、より実用性の高いホームページになるのでは?
御社のWebプロデューサーの水越さんが、当社に何かの用件で来られた時に、それとなく話してみたんですよ。
ですから、村田さんの気持ちとしてはその気がようやく熟した、ということでしょうね。

村田
そうです。
水越から報告を受け、岡社長の気持ちに変化が...。
その時、よーし!千載一遇、一気呵成に進めるよう!
これで積年の願いが叶う、と指示を出しました。

岡社長
そうでしたか...そんなやりとりがあったとは。(笑)
しかし、あの完成度のある事業パンフレットを基本としたホームページであれば、サイトを見た様々なユーザーに当社のコアコンピタンスを伝えることができるし、当社社員の営業以外の社員全員に自社のウリをよく理解させることもできると思ったんです。
少なくとも、リニューアル前のホームページでは、概念は伝えられても、実用性としての本質や特徴はわかりづらかったですからね。

村田
実は私も事業パンフレットができるまでわかりませんでした。スイマセン。(大笑)

企業ホームページTOP
リニューアルされた企業ホームページTOP

事業パンフレットの表紙デザインイメージが、ホームページTOPのメインイメージを飾る。

3D-CGパース
サイト上の3D-CGパース

サイト上ではこのパースに、マウスオーバーで説明表示をポップアップさせるアクションを組込んだ。


安堵したというか、やり遂げたというか、だからと言ってここがゴールではない。これからも続く富士スチール様とのパートナー関係をなすマイルストーンであり、重要なタームであったことは間違いないと言える。


【第5期】”2代目”会社案内。 “初代”のスピリットは継承、さらに高みを目指す。

村田:
では最後になりました。第5期です。
“二代目”会社案内です。
この“二代目”会社案内はここに同席している小山(弊社統括プロデューサー)が担当させていただきました。

岡社長:
そうですね。小山さんにはご苦労をおかけしました。

プロデューサー
弊社プロデューサーの小山

小山:
ありがとうございます。
つくり始めは”初代”をベースにさらにそれを進化させ、次代にもつながる”二代目”会社案内を、という岡社長からのリクエストに、改めて”初代”作品に触れてみて、これは非常に手応えのある案件になりそうだ。そんな予感を持ちました。
何せ”初代”はセンセーショナルでしたからね。(笑)
ただ制作する過程で、作り替えるのであれば”初代”のコンセプチュアルな要件だけでなく、この際営業に活かせる内容も盛り込んだ方が...、岡社長のお気持ちに少しずつ変化の兆しが見えていったのを覚えています。

岡社長:
確かに!
今思い返せば私もこのプロジェクトを進めていくうちに、気持ちに変化が現れていったのだろうと思います。
特に「事業パンフレット」の実用性を得て、次代会社案内もビジネス上で貢献できるものが、実は当社にとって適しているのではないか?という意識への変化です。

村田:
キックオフミーティング前後だけの参加だった私は、その後徐々に方針転換されたいったことを小山より報告を受け、「なぜ?」と思わず語気を強め、問いただしてしまいました。

井藤課長:
おっしゃることはわかります。
私もミーティングに参加していて、社内の考え方が変化していくのを感じ取りました。
特に営業サイドとしては、第3期の事業パンフレットの使い勝手がいいため、これはしっかり残したい。その上で会社案内的要素が組み込まれていればでいいのでは?という見解へ変わっていったような気がします。

小山:
その本質は、会社案内の進化を希望されているとは言え、自社の営業部門の方々の所望される、営業シーンで有用性のある会社案内だということですね。

岡社長:
事業パンフレットが当社の営業社員に評価が高いし、彼らの希望もこの事業パンフレットを継承してほしい、今回は何とか彼らの意思を叶えよう、と。

村田:
そのことが私が小山に強く迫った原因となりました。

岡社長:
しかし...(少々間があり)今に至っては必ずしもこれで完成形とは思わなくなりました。

岡社長

えっ?

全員、一瞬何かあったのか、と...


岡社長:
実は今日のこのインタビュー中に再認識させられたのですが、
この”初代”会社案内を久々目の当たりにして、事業パンフレット+会社案内の一元化よりも、以前のような会社案内と事業パンフレットの2冊組合せによる使い方が、より当社の事業スタイルを表わすのに適しているのでは?と思ってしまいました。
私の想いに振り切った会社案内と、営業実用性の高い事業パンフレットの2冊の組合せです。
もちろん”二代目”会社案内は、”初代”より進化することがマストですが。
改めて、ぜひご提案いただきたいですね、小山さん。

小山:
わかりました!
ハードルが高くてプレッシャーを感じますが、
喜んで引き受けさせていただきます。

村田:
では本日は長時間にわたってのインタビュー、まことにありがとうございました。

会社案内・リーフレット
"二代目"会社案内とリーフレット

事業パンフレットの表紙を活かすことになった"二代目"会社案内の表紙。もちろんホームページともそのデザイン性やブランドイメージは、揺ぎ無く受け継がれている。

会社案内見開きページ
最初の見開きページ

そこには"初代"のアートな鉄塊は存在しないが、「鉄に命を咲かせます。」のコピーは、同位置・同表現でその魂を脈々と継承している。

事業領域のページ
事業領域の一覧ページ

事業パンフレットの実用性を採り入れた"二代目"会社案内にも、事業領域を最適に表現したCGは、普遍のリソースとしてその存在感を表している。

「山留工事」の紹介ページ

同社様の三大事業領域の一つ「山留工事」の紹介をしているページ。「耐震補強工事」「鋼構造物製造」の専門ページも含め、全16ページ+リーフレット3枚の構成。
ここまでくると、"初代"とのその違いを強く感じていただけるだろう。


インタビューを通じてわかったのが、

”初代”会社案内で、岡社長がわき目もふらず、鉄への想い入れにこだわったことは、一重に同社様の事業の全般に共通するマテリアルだからであろう。

むしろこの鉄を抜きに富士スチールは語れない、といっても過言ではない。

ここまでブレの無い終始一貫した気概は、まさにコーポレート・アイデンティティの象徴たるもの。この取組む姿勢は我々も見習わなければならないし、学ぶことも多い。

そこを基盤に第2期から第3期以降、市場や競合を意識した「ブランディング」へと確実に転換していったこと、またある意味では進化していったことを、おわかりいただけるだろう。

微力ではあるが、それを支え続けてきた弊社とのシナジーがあったからこそ創り出されたものだと自負するし、

このシナジーのスピリットは、

将来新たに誕生するであろう、まだ見ぬ"三代目"会社案内へと受け継がれていくことは確かだと言える。


インタビュー参加者
岡社長を中心とするインタビュー参加全員の集合写真

左から弊社プロデューサー小山、井藤課長、岡社長、弊社アカウントディレクター此松、弊社代表村田。
背面の壁には初代会社案内の表紙(右)、「使命」のページ(左)のイメージがパネルにして掲示されている。

富士スチール株式会社 様/企業情報

所在地/東京都渋谷区南平台町15番13号
業 種/鋼構造物工事業、とび・土工工事業、塗装工事業、建具工事業、鉄筋工事業、解体工事業
設 立/昭和34年12月
資本金/1億円
従業員/104名

業務提携
委託制作
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